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ブラジルのファンサイト2CellosBrasilのルカインタビューが、こちらとこちらにあがっています。

ルカのインタビューってめったにないので嬉しいな。それにルカの答えがルカらしいとても素敵な答えです。ありがとう、ブラジルさん、ルカ!

ということで、ブラジルさんに訳してもいいですよと言ってもらったので、日本語に訳しました。インタビューはブラジルのファンにどんなことを聞きたいかと質問をしてその中からいくつか質問したそうです。

 

 

1)この4年、あなたのキャリアは違うレベルまで達しました。ファンの多くはそれまでクラシック、そしてチェロに全く興味がなかった人達です。今、あなたたちは 彼らにとって、音楽家としてそして人として、インスピレーションの源泉となっています。こういったことをどう受け止めていますか?いつか世界的に知られるチェリストになると想像していましたか。

初めに、僕たちをサポートしてくれている一人一人にどれだけ感謝をしているのかということを言いたい。本当に光栄に思っているし、絶えず感謝しているよ。他の若い音楽家や若い人達のインスピレーションになるということは、音楽家としてそして人として得うる最大のギフトだと思うし、同時に非常に大きな責任も伴うと思う。それはまた僕たちが人生で正しい道を進んでいるという証拠でもある。僕らは正しい道を進み続けたいし、クリエイティブであり続けたい。そうすれば他の人達に刺激を与え続けることができる。そして、僕らにインスピレーションをうけた若い人達が自分たち自身の声と人生の目的を上手く見つけることができ、彼ら自身も他の人達へのインスピレーションとなれることを願っている。それは音楽じゃなくても、自分がするようになったことでもね。または、ただ良き人であることでも。それが一番大切なんだ。

2)ソロプロジェクトのプランはありますか?もしそうなら、どんなものになりますか?お兄さんや妹さんとレコーディングすることを考えたことありますか?

もちろん。ステパンも僕も将来ソロプロジェクトをやりたいと思っているよ。2CELLSOのとてもユニークなところは僕たちは二人とも個人として、とても強く、そして違うんだけれども、同時に僕たちは二人一緒で非常にうまくいっているというところだ。
だから間違いなく僕たちはアーティストとして、そして人間として自分たちの個性を発展させ成長させ続けるべきであり、僕たちが感じ僕たちが表現したいと思っていること、情熱をもっていることをただやり続けるべきだと思う。僕は間違いなくこれからもっとクラシック音楽を演奏し続けたいし、他にも僕の大きな情熱である映画音楽をしたいと思っている。これから自分自身の音楽も書いて、音楽をプロデュースしたい。僕の妹もいいバイオリニストになりつつある。彼女はまだ若くこれからまだ道は長いけど、兄妹としてなにか一緒に演奏し、レコーディングし、撮影できればそれはとても美しいことだと思う。父に人生の最後の願いがあるって言われたことがあるんだけど、それは妹のエヴァと僕の「ブラームスのヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」を聴くことなんだ。そのあとは幸せに死ねるんだって。

3)チェロを始めたのはとても小さいころですよね。ステージが怖いと思ったことはないんですか?最近でいえば、2CELLOSがサー・エルトン・ジョンと一緒に演奏するときはどうですか?チャレンジだったんでしょうか。

ステージが怖いと思ったことは一度もないけど、演奏の前はいつでも興奮しているし、いい意味で緊張しているよ。今でも興奮するしナーバスだし、これからもずっとそうだと思う。それは僕が自分自身に対してとても批判的だし、ライブのチケットを買ってくれた観客に対して大きな責任感を感じているからだと思う。毎回120パーセントを出したいし、観客が一生覚えているような、できうる最高の演奏をしたい。それはエルトンと一緒に20万の人の前で演奏するときも、4人の前で演奏するときも同じだ。僕はいつでも同じ気持ちで弾いている。

4)コンサートの間、あなたと、ステパン、ドゥシャンは止まらないですよね。素晴らしいエネルギーですよね!それだけでなく、ツアーのスケジュールもすごいですよね。ツアーにでているときに、ライブやリハーサル、インタビューそれに時差ボケなどで起こる肉体的なストレスのバランスをとるために何をしているんですか?

できるかぎり眠るようにしているし、たくさんの水を飲んで、ビールを飲みすぎないようにしてるよ ;-)。ヘルシーなものを食べて、できるときにワークアウトする。僕はShaun Tのインセニティ・ワークアウト・システムの大ファンなんだ。必要なのはラップトップだけで、基本時にどこでもワークアウトできる。ホテルの部屋とか、ライブの控室とか、… とても役にたってるよ。健康面だけではなく精神面でもね。それが僕の体と心が機能する方法なんだ。

5) あなたの弾き方は弓の毛を完全にぼろぼろにしてしまいますが、ライブの間に弓をかえますか?もしそうなら、何回ぐらい?

この質問はとてもたくさん受けるんだよね。僕らはツアーにはいつもだいたい8本ぐらい弓を持っていくんだけど、一本の弓はだいたい3回のライブぐらいしか持たない。だから、ツアーが長くなると、違う町で時々弓を張りなおさなければならなくなる。

6)明らかに、あなたとステパンはとても性格が違いますよね。ときどき我慢できなくなったりしませんか。

うん、僕らの性格は違うし、人生のいろいろなことへの見方も違う。でも僕らは音楽、チェロ、僕らのキャリア、そして一緒に何にトライして達成したいのかということに関して同じように情熱と決意を持っている。そしてそれが一番大切なことなんだ。だから、僕らは、たとえどんなことでも、いいことであっても悪いことであってもお互いをどうやって受け入れるのかということを学んだし、どうやって譲歩するのかということも学んでいる。いい関係ではいつでもそうであるようにね。僕たちは家族のようで、兄弟のようだ。もっと緊密なんだ!

7)どの曲をチェロバージョンにするかはどうやって決めるんですか?

音楽で一番メインなのは感情なんだ。僕らがその曲の感情を表現し伝えることができると感じれば、僕らはその曲をやってみる。そうやって僕らは決めるんだ。僕たちは僕たちの心に従う。それから、僕らはいつも何が違うことをやってみたいので、オリジナルの曲に僕らのひねりを加えて、人を驚かし興奮させる、いや、ショックを与えるような何かを作りたいんだ。もちろんいい意味でね。
 
8)サンダーストラックで新しいスタイルを始めましたよね。People誌などでバロックとロックをくみあわせた「BaRock」なんて言われていました。また、以前と同じように2CELLOSはみんなを感動させてるわけですが、3rdアルバムではどんなことが期待できるか教えてもらえますか?

僕たちの今までで一番洗練されて、画期的な、そして限界を押し広げたアルバムになっていると思うよ。制作、サウンド、アレンジ、演奏の面でね。プロデュースは自分たちでしたんだ。それが僕らが最高の結果を得られる方法だからね。

9)ブラジルで一番楽しんだことはなんですか?ブラジルの曲を弾こうと思ったことはありますか?

海とビーチが大好きだよ。ビーチで飲めるココナツも大好きだ。サーフィン。サッカー。人。観客。前回マシュ・ケ・ナダを演奏したよ。最後のライブだけだったけどね。みんな気に入ってくれたみたいだから、次回は毎回演奏したいね。ドゥシャンと一緒にね。

10)ブラジルかラテンアメリカの国にまたくる予定はありますか?いつ?

今年また行くプランはあるんだけど、まだ確定しているものは何もないよ。ラテンアメリカとブラジルにはできるかぎり早く行きたいと思ってるよ。そこで演奏するのが好きだし、僕らのショーを聴きたいとすごく思ってくれてる人たちがたくさんいるのを知っているからね。

11)前にも言ったように、あなたたちの仕事は世界中で多くの人にインスピレーションを与えています。音楽家としてのキャリアを望む人に対するヒントはありますか?よい音楽家にとって欠かすことのできないものというものはありますか?

自分自身に忠実であろうとすること。自分が情熱を持っていること、自分が上手いと感じること、自分が可能性があると感じることを見つけ育てようとすること。直観と自分の心に従うんだ。盲目的にではなく、冷静で理性的な頭を持ってね。自分が愛することを一生懸命やるんだ。なぜなら人生のすべては報われるんだから。それが宇宙のしくみだよ。そして、覚えておいて。暖かい心と冷静な頭が勝利の組み合わせなんだ!

 

 

 

Special thanks for the Translations made by Misa, the original is available on: http://viggowords.exblog.jp/23054421/

 

 

 

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